旧暦の5月5日は端午の節句であり、この日に地元では菖蒲とヨモギで沸かした水を風呂に入れて邪気を払い、雄黄酒を飲み、子供の眉毛の真ん中に朱砂で丸い点をつけ、魔除けをする習慣があります。家の玄関には菖蒲とヨモギを挿し、同時にちまきで神を祀ります。香山のちまきは他の所と違って、普通のちまきはちまきの葉でもち米の餡を包んで三角形状にしますが、香山では地元の特産植物です蘆兜の葉でもち米の餡を包んで円柱状にし、「蘆兜ちまき」と呼ばれ、蘆兜の葉のすがすがしい香りがします。