「桑基養魚池」
桑基養魚池とは、広東省珠江デルタにあった独特な地方特徴のある農業生産形式です。地元の住民たちは珠江デルタ地区の特徴に合わせて土地の事情に適して、地勢の低い土地を深く掘って池にし、淡水魚の飼育に利用し、更に土を養魚池の周りに積んで池の基礎にして水害を軽減します。 「桑基養魚池」の生産方式は以下のとおり：蚕沙(蚕の糞)を魚に餌として与え、池の汚泥を桑の木に肥料として与え、桑の木の栽培、蚕の飼育、魚の養育という3者を有機的に結合し、桑、蚕、魚、泥が互いに依存し、互いに促進する良性的な循環を形成し、窪地の浸水の弊害を避け、非常に理想的な生態環境を作り出し、理想的な経済効果を収める同時に環境汚染を減らしました。1992年、桑基養魚池は、国連教育科学文化機関に「世の中に極めて少ない美しい景色、良性的な循環の見本だ」と賞賛されました。
