黎簡の手紙・札の冊

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黎簡の手紙・札の冊


冊全体は縦37.5cm、横22.4cmで、ページ中央のサイズが不統一です。

紙製、紙本、計35ページ。冊全体に手紙・札が計34編あり、受け取る人によって三種類に分けられます。一は『偉人』弟への手紙で、計6編7ページからなり、『黎簡私印』、『石鼎』等が捺印され、収蔵相続印に『偉人氏真賞』、『盧邦傑』、『邦傑の印』、『鄭氏所藏』、『伯林』、『静縁主人』等があります。二は李正夫への手紙、計2編2ページからなり、捺印がありません。三はその大半が覚書きであり、計26編からなり、『黎簡私印』、『石鼎和尚』、『草草』、『無乃太簡』等が捺印され、収蔵相続印に『雷氏雲台珍藏』、『雲谷曾藏識者宝之』、『草草』、『葉梦龍鑑藏』、『芑田秘宝』等があります。この紙本は元々李仙根が収蔵しましたが、2007年に李仙根長女の夫の王業晋が当館に寄贈しました。

黎簡(1747—1799)、字は簡民、またの字は未裁、号は石鼎、狂簡、二樵等。本籍は広東順徳弼教村です。詩、書、画の三絶で世に名を馳せます。



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