李遐齢が楷書で書いた『譚康侯の珠江柳枝詞に唱和する三十首』紙本

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李遐齢が楷書で書いた『譚康侯の珠江柳枝詞に唱和する三十首』紙本


清嘉慶二十年(1815)

紙本全体は縦34.5cm、横17.2cm、厚さ3.0cmで、ページ中央のサイズが不統一です。

紙製、1冊26ページ。落款『暑い時期の雨の日には楽しみなく、ただ眠気が増える。突然譚子伻がやって来て、新しい詞をくれた。昔の友達と再会したからには、必ず唱和すべきである。灯の下で三十首を書いて唱和していると、もう夜明けの5時が過ぎ、六月十九日になった。侍園、漱渓という二人の兄の寝台の右で写し取り、酒を飲んだ後の話の種。□□□□稿』。捺印は『遐齢』、『菊水』、『容安書屋』。収蔵相続印は『小容安堂』等。冊の一番最初のところに李仙根が『勺園老人の珠江竹枝詞手跡は七ページあり、また、後書きの文は十三ページあります。『秋波琴館』と題した文字があります。捺印は『秋波琴館』印。この冊の後ろに胡漢民、葉恭綽、鄭洪年、易大廠、冒広生、譚延闓、陳融、黄 頤等が書いた詩文が十一首添付されています。この紙本は元々李仙根が収蔵していましたが、2007年に李仙根長女の夫の王業晋が当館に寄贈しました。

李遐齢(1768—1823)、字は芳健、別の字は菊水で、もう一つの別の字は香海で、本籍は広東香山(現在の中山市)石岐紫里です。詩・詞・書・画のすべてに優れており、著作が背の高さほどもあります。



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