「祥鐘泰岱」閘門は南朗鎮の翠亨村の東閘門で、光緒十四年(1888年)に建造された、煉瓦製の幅6m・高さ4.45m・厚さ約0.5mの建築物です。現在に至るまで保存状態は完璧であり、門額には「祥鐘泰岱」の石匾が埋め込まれています。翠亨村にはかつて東西南北の四方に閘門があり、日中は人の出入りのために開門、夜になれば閉門し、門の上には村落防衛のための設備である盗賊や狂人が深夜に村に侵入するのを防ぎ村民の安全を守るために建てられた粗い木の柱があり、近代に珠三角の経済状況が徐々に豊かになっていくのと「盜匪麻の如し(とうひあさのごとし。盗賊が乱れた麻のように頻発している状況)」と言われる社会の現実が反映されています。2004年、中山市移動不可文物機構に登録されました。