孫文旧居記念館は広東省中山市翠亨村に位置し、その南、北、西向きの三面が山に囲まれ、東は珠江の入り江に臨みます。それぞれ中山市街区から20キロメートル、広州市街区から90キロメートル、マカオから30キロメートル離れています。珠江の入り江を挟んで深圳市、香港が見えます。
現在、当記念館の公開面積はおよそ15万平方メートルあります。当記念館は全国重要文化財の保護対象となる孫文旧居をはじめ、20数箇所におよぶ国家級、省級と市級の文化財の保護対象及び移動できない文化財を管理しています。展示区には、孫文紀念展示区、翠享民居展示区、農耕文化展示区、楊殷・陸皓東紀念展示区、無形文化遺産展示区、辛亥革命紀念公園、中国の歴史文化を展示する翠亨村など、数々の観光資源があります。当記念館は「孫文及びその成長の社会環境」を主題とし、歴史紀念性と民俗性を兼ね、有形文化遺産と無形文化遺産を結びつけ、立体かつ多次元で観光客とインタラクティブできます。特色を持つ、豊かな展示体系を持っています。当記念館は2001年2月から、ISO9001品質マネジメントシステムとISO14001環境マネジメントシステムを導入し、現代システム理論と国際機関によって認証される標準システムをもって博物館の業務、文物環境、自然生態に対して科学的管理を実施しています。
当館は相前後して「国家一級博物館」、国家AAAA級観光地、「全国愛国主義教育モデル機関」、「全国清廉政治教育機関」、全国で最も創造力を有する博物館、全国モラル向上活動の優秀機関、全国文化先進団体などの称号が授与されました。